先週金曜の4月26日に映画の上映会が本校でおこなわれました。
世界的に著名な映画監督Giuseppe Alessio Nuzzo監督が来日されたことを記念して、大阪イタリア文化会館さまのご協力のもと開催された本会へは、20人ちかくの方がご参加くださり、盛況のうちに会を終えることができました。
上映作品«Quel posto nel tempo»(2022年、87分)は、アルツハイマー病患者と思われる老年の男性が感じる〈時の錯綜〉を描いており、〈過去・現在・未来〉、そして〈現実と幻想〉が複雑に絡みあう世界観が美しく技巧的な映像によって表現されています。
鑑賞後は監督との質疑応答の時間も設けられ、社会を鋭く映し出す映画を撮られてきたNuzzo監督の哲学に全員が聴き入っておりました。参加者側からの質問も積極的になされ、非常に活気あふれる有意義な会になったと思います。
左京区にまで足を運んでくださったNuzzo監督とマネージャーの方、本企画にお力をお貸しくださった大阪イタリア文化会館館長Andrea Raos氏、本会をコーディネートしてくださったIda Duretto先生、参加者の方々のために通訳を担当してくださった田中真美さん、そしてご参加くださったみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。
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